はてさて。今日はファミ通カップ予選らしいですね。案の定と言うか私は落選しました。

このe-sportsとして優勝賞金400万と銘打ったこの大会、予選に参加するためには抽選にもれないという事が絶対条件でした。

抽選に漏れないってどういう技術があれば成し得るんでしょうかね。
この大会ってe-sportsですよね。競技、なんですよね。競技において勝利することすら出来ない理由がゲームに関係ない「運」というのはどうなんでしょう。
自分が上手いとか、参加すれば優勝できたのになんて言うつもりは毛頭ないです。参加できるなら「優勝するのは俺だ」という意気込みで臨んだことは違いないですが。

参加希望者の全体で見ると実力差というものはどうしてもあります。
その中で、極論ですが下位に属する集団のみが結果として参加者として抽出されたらどうなるでしょうか。
その中で優勝したデッキやプレイヤーに対して「あんなプレイングで400万かよ」「俺のデッキのほうが良く出来てるのに」と画面の向こう側で歯噛みする人間はいるはずです。

これが純粋に試合だけで出た結果に対して思うのであれば、「それは唯の負け惜しみじゃないかw」と笑えます。上手いプレイヤーが技術を尽くそうと引きや相性で負ける、そんなのは囲碁や将棋じゃない限りは頻繁に起きることです。
ですが、純粋な「参加抽選漏れ」という実力がまったく関係ないところで高額賞金、あるいはその栄誉を得る機会を失って、ということであれば俺はこれをまったく笑えません。

参加者の中で間違いなく勝ち抜いて得たはずの輝かしい優勝という結果とその賞金が「今回有名プレイヤー軒並み落選したしな」などととケチが付き、ひいては賞金で持ち上げた大会そのものの格にケチが付く、なんてことになりかねません。

高額賞金を得られるe-sportsという体制を整えて根付かせたい、というのは素晴らしいことだと思います。そのためにこういう大会ができるのはとても望ましいとも考えます。
ですが、参加を望む人たち全員が競った上での平等な条件を用意出来ないのであれば、ユーザーが持つ大会に対する熱意やe-sports自体の将来にいい影響は出ないのではないかとどうしても思えてしまうのです。これだけ趣味事に傾倒できる日本でe-sportsが一過性の代物になってしまってはとてももったいない。
今一番e-sportsとして盛り上げようとする中で熱があるゲームタイトルの一角と言って差し支えないシャドウバースでこういうことになるのは個人的にはとても残念に思います。

どうかオープンな賞金制イベントを企画するのであれば予選回数を増やすなりして参加したい人間が全員手を挙げられるという「ごくあたりまえの最低条件」くらいは満たして欲しいなと心から願います。でなければイベントが「勝ち抜いて賞金を得る競技」ではなくただの
「賞金当選権を得る宝くじ」に堕するだけです。


以上、遠くの地からのただのぼやきでした。

コメント

Pokky
2017年2月5日18:49

参加費無料なの正直やばないですか?どう考えても冷やかしで登録だけして実際は来ない奴いっぱい出るでしょうし。法律上仕方ない部分があるとはいえ抽選だけでオールオアナッシングはひどい。

てかこれ運営と一部プレイヤー裏で繋がってそう・・・とか思うのは僕が汚れてるからですかね・・・

Tyaru
2017年2月5日20:00

>>旦那
まあ一言で言って参加者の質は保証されないでしょうな。それは過去からの歴史、なんて大げさなことを言うまでもなく全て物語っている。ファミ通カップに関してはとりあえず「e-sportsを盛り上げる(≠ゲームのイベントを成功させる)」ことだけ考えたTCGを知らない担当者が割りとTCGのイベント回りをろくすっぽ取材すること無く決めた結果だろうなと思いますわ。TCGに造詣がある人間が担当していたらこの辺に手抜かりは起こさないというより起こせないですし。

裏で繋がってるというよりは、公称の抽選は完全ランダムではなく、一定数の上位ランカーは当選枠を確保、あるいは優遇しているのではないかと思います。というか俺ならそうする。そうじゃないとエントリに書いたとおりの「実力者完全不在の興ざめ大会」になる可能性が0にならないから。

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